ここ数ヶ月ばたばたしておりまして、すっかりブログから足が遠のいてしまい、失礼いたしました。
なんだかばたばたしていて、なかなか腰を据えて長い文章を書く気になれませんでした。
(と、言い訳。ごにょごにょ。)
原因は主には仕事ですが、タイトル通り、人生の一大イベントを迎えていたためでもあります。
入籍あれこれ
そうなのです。とうとう結婚して、妻になってしまいました!
いやー、今まで自由に生きてきすぎたので、まさか自分が結婚をするとは思ってもいませんでした。
その辺ののろけ話?(愚痴?)はまたおいおいするとして。
実は、私たちカップルは私(妻) が海外勤務(しかも現地採用)、夫は日本でサラリーマンというイレギュラーっぷりなので、入籍に端を発する結婚手続きに、かなり神経を使いました。
具体的には、日本人同士が結婚(入籍)する場合、妻の姓が変わることによって起こる、日台両国における名義変更問題です。
正確には、日本では入籍の際に妻か夫どちらかの姓を選択することが可能ですが、うちは私が姓を変えたほうが(手続きは大変だけど)社会的に面倒が少なそうだったので、 夫の姓を名乗ることにしました。
旧正月で日本へ一時帰国の際に入籍、パスポートの名義変更を行い、その後台湾に戻るつもりだったので、パスポートの名義と居留証の名義が違うことにより入国できない(仕事始めに間に合わない)という事態を最も恐れていました。
ネットでかなり調べたのですが、日台の国際結婚の手続きについてはいろいろな方が書かれているのですが、日本人同士で妻が台湾勤務の場合の手続きについては情報がほとんどなかったので、自身の備忘録もかねて記しておきたいと思います。
ちなみにこれは、2017年2月時点の記録です。
この手の手続きは、コロコロ変わるものなので、ご自身でなさる場合には必ず事前にご確認ください。
何が問題だったか
日本での入籍は帰国の日程もあり、かなりぎりぎりの一発勝負だったので、間違いのないようにしなければなりませんでした。
その際、私にとっての懸念事項は以下の通りでした。
①婚姻届の書き方
②両姓併記のパスポートの取得方法
③パスポートの名義が変わった後、台湾に入国する際、どのような書類が必要か
①婚姻届の書き方・提出方法
婚姻届の書き方は、ゼ〇シィなどに詳しく説明されているので、細かい説明は必要ないと思いますが、1つだけわからなくて困ったことがあったので、それを書いておきたいと思います。
それは、(2)住所(住民登録をしているところ)という欄です。
台湾で暮らしている方の多くは、日本で住民票を抜いている人が多いかと思います。
私も 住民票を抜いていたので、住所ってどこの住所を書くの?と悩みました。
窓口で確認したところ、住民票を抜いている場合、ここには滞在国(私の場合は「台湾」)を書けばいいそうです。
本籍地以外で婚姻届を提出する場合には、二人の戸籍謄本がそれぞれ必要ですので、忘れずに用意しておきましょう。
ちなみに最近では記念日に提出するカップルが多いかと思いますが、もし何か不備があっても、受理日は婚姻届を最初に提出した日になりますので安心してください。
(後で必要書類を追加したり、書類を訂正したりする必要はあります。)
間違っても窓口で「この日を記念日にしようって準備してきたのに、なぜ書類を忘れたの!」などと喧嘩してはいけません笑。
うちも彼が戸籍謄本を忘れてきて、かなり落ち込んでいましたが笑、「結婚記念日は変わらないから」と慰めて次の日改めて戸籍謄本を提出に行きました。
②両姓併記のパスポート取得方法
次は、パスポートです。
海外に暮らす人にとって、身分を証明する公的書類はパスポートなので、これは重要ですよね。
私は仕事で旧姓を使用し続ける必要があったので、台湾で最も公的な身分証となるパスポートが新姓だけになってしまうことには問題がありました。
そこで、 両姓併記のパスポートの取得方法を調べました。
結果、都道府県によって必要書類がかなり違うことが分かりました。
例えば、東京都では職場から発行される外務大臣宛ての旧姓使用証明書(これは普通どこの県でも必要)と、事情説明書(これこれこういう理由で旧姓を使う必要がありますという、陳情書) が必要ですが、大阪府の場合は旧姓使用証明書のみでいいらしいです。
他にネットでは、仕事で旧姓を使用し、今後も業務で旧姓が必要不可欠であることを示す証拠物件(アーティストの作品や研究者の論文、会社員の出張命令書など)の提示を求められる場合があるという記載も見ました。
また書き方も、「旧姓使用証明書はすべて会社の上司に記入してもらわなければならない」という場合もあれば、「サインが自筆で、社章が押してあれば、あとはプリントでも構わない」など、手続き地によってかなり違う印象でした(私は後者の方だったのでラッキーでした。)
どの都道府県もHPに情報が記載されていますが、不安な方は直接問い合わせすることをお勧めします。
私は、時間的にも組織的にも、社長にサインをもらうことはかなり難しそうだったので、どの程度の上司まで許容されるか確認しました(結果、直属の上司で問題ないという回答をいただいたので、ラッキーでした。)
少し前まではかなりハードルが高かったようですが、今は都市圏を中心に割と簡単に受理される印象です。
姓が変わった最初のタイミングでの手続きが一番簡単で、新姓のパスポートから両姓併記のパスポートを取得するのは難しいという話もネットで見たので、少しでも必要性を感じる方は、入籍後のタイミングで取得した方がいいかもしれませんね。
パスポート申請に関して問題発生!
が、ここまで書いておいてなんですが、実は新しいパスポートはまだ申請していません。
なぜなら、新しい戸籍が作成されるのに予想以上に時間がかかってしまったからです。
私たちは、本籍を彼の実家にすることにしていました。
(こういう方は多いと思いますが)
婚姻届は彼の仕事の関係で、本籍地とは別の場所で提出しました。
その場合、以下のような手続きが取られるそうです。
婚姻届を提出した場所の役所で書類確認 →
本籍地へ郵送 → 本籍地にて新戸籍作成
本籍地に確認した時には、「新しい戸籍は4日前後でできます」と言われていたので安心していたのですが、婚姻届を提出した場所では、なんとそこに本籍のある人でも「2週間かかる」と言われました。
パスポートは、婚姻による申請の場合、申請時には書類がなくても受け取る際に新しい戸籍謄本があればいいらしいのですが、どう考えても間に合いそうもなかったので、今回パスポートの名義変更をするのは諦めました。
パスポートは次回帰国時に更新する予定です。
もし、同じようにぎりぎりのスケジュールをお考えの方がいたら、新戸籍が作成されるのに必要な日数は確認しておくことをお勧めします。
③パスポートの名義が変わった後、台湾入国の際に必要な書類
さて、実際にはパスポートの名義を変更できなかったので、ここまでたどり着いていないのですが、今後のために③についても書いておこうと思います。
実はこれに関しては色々な場所で色々なことを言われ、かなり混乱し、
最終的に、移民省と日本にある台湾駐日経済文化代表処に直接問い合わせをしました。
ちなみに、今回初めて知ったのですが、なんと移民省には日本語対応の窓口があります!
私は日本台湾交流協会で番号を教えてもらいましたが、直接移民省に電話しても、日本語の窓口につないでもらえるかもしれません。
その結果、「特に書類等は必要ないが、婚姻を証明する書類(婚姻届受理証明書や戸籍謄本など)があった方がスムーズである。」という回答を得ました。
パスポートの名義が変わると、居留証の名義と異なってしまうことが一番の問題です。
なぜ姓が変わったか証明する書類があったほうがスムーズだと思います。
ちなみに、婚姻届受理証明書や戸籍謄本について、日本での認証は特に必要ないそうです。
それから、台湾に入国した後に居留証の名義を変更する必要がありますが、これについても特にいつまでにしなければならないという罰則規定はなく、「パスポートの名義が変わったら、その後手続きをしてください」と言われました。
特に罰則がないといっても、確定申告や引っ越し、居留証の更新の際には名義が違うと色々とややこしそうですから、早めの変更が必要ですね。
終わりに
以上が、私が入籍に関して行った最初の手続きについての記録です。
もうこれだけでお腹いっぱいという感じですが、パスポート&居留証の後には、銀行口座の名義変更やクレジットカードの名義変更も待ち構えています。
結婚すると姓が変わる日本人ならではの悩み(手間)ですね。
また何か新しいことを発見したら、ブログでお知らせしたいと思います。
最初にも述べましたが、公的な手続きは頻繁に変更される可能性が高いので、実際に行う際にはご自身での確認をお願いします。
(何か問題が起きても、私ではお助けすることも責任を取ることもできませんので、よくご確認くださいね)
ではでは、本日は長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!
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